2015年09月29日

現代の大名行列

昨日は初めての外仕事でした。
基本、設計仕事なので外に行かないわけなんですが、昨日は自治体が運営する団地みたいなのが完成して、
その団地を作った建設会社とその下請け自治体の検査員が行う検査の立ち合いをするというヤツだったのです。
立ち合いと言っても、自治体の検査員が検査するのを腕組んで見ているのではなくて、
自治体の検査員が検査する時にスリッパ出したり、道具を持ったり、説明したりする奴隷役
なので営業の人が頭数そろえる意味で、会社に居ても役に立ってないボクが頭数に加えられただけです。

社会とは上位のものと下位のものがはっきりとしていて、
今回の自治体の住宅を建設する場合は、

エラい ←→ エラくない

の順で並べると、

自治体 − 建設会社(ゼネコン) − 下請け(ボクの会社とか数社)

と、なっており、人数もちゃんとピラミッド型になっていて、

自治体の検査員1人
ゼネコンの立ち合い者2名
下請けの立ち合い者3名

ちゅう、ね。
これが4班ぐらいあって、それぞれで新築ホヤホヤの団地の部屋をいくつも回って検査する。
検査員の人の後ろからゼネコンの人が付いて行って、何か聞かれれば答え、
細かくて分からないところは実際に工事した下請けの人に聞く、という構図。
ちゅか、入社1ヶ月の設計のボクに聞かれても全然分からないんだぜ。

そして検査員は本当にエラそうで、ゼネコンの人はご機嫌を取り、
ボクらはゼネコンの人にタメ口をきかれてヘコヘコ答えるっていう…これが社会人なのかなぁ。
この雰囲気は超苦手だ。みんなエライよ。
いい大人なのにイヤミ言われてもにこやかにへりくだって返答するんだから。
現代においてもこのような大名行列があるんだな。歴史で勉強しただけの世界かと思ってた。
幸い、サッシについては何も突っ込まれなかったので、只々金魚のフンのように付いて回る半日であった。
午後2時過ぎに終わって、同じ会社で一緒に行った営業のNさんと話する。

「あー、なんか疲れたなぁ。なんだろうこの疲労感は。」

「…そうですね。なんかヘンな疲労感がありますね。」

「んー、なんていうか、達成感が一切無い疲労感、ていうか。」

なるほど確かに。
こんなのが仕事とか、たまにあるんですよな。いや、ちょいちょいあるかも。
実はこの物件のサッシの図面は設計OBのoさんが設計したもので、ボクはそれを参考図としてあらかじめ見てたので
実物を見ることは、それはそれで面白かったんですけどね。




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posted by sogen at 23:58| Comment(0) | 就職した会社のこと

2015年09月27日

啓発はこんな所にある

日付またいでしまいましたので、昨日の出来事ということになりますけども。
グループ会社の全体会議というのがありまして。
ちょっとしたホテルの会議室などを貸し切りして、グループ会社全体の社員が一同に集まるのですね。
久々にスーツ着て行きましたけども。



グループ各社の社長が業績などを発表します。
そのあと、各社の各課ごとに設定した目標に向けての進捗状況の発表です。
ここでグループ会社の他社が割と稚拙なスローガンを掲げているなか、
ウチの会社の各課のスローガンと達成率が比較的際立っていたので、
ウチの会社ってすごいのかも知れんね…とか思った次第。
質疑応答では他のグループ会社から「どうやったらそうなるのかノウハウを教えて下さい」的な質問が多くて
そうかウチの会社のノウハウはスゴイのか、とビックリした。
マァ、入社1ヶ月のボクにはドコのドノ辺がスゴイのかよく分からないんですけどね。

また、こういう会には付き物のオカルトじみた経営改善とか意識改革的な教訓
社長・専務・コンサルタント会社の人あたりからボロボロ発表されるんですけど、
マァそうだと思うよぐらいに聞いていたんですが、
ウチの会社の工事部の発表の時のk課長が言ったことが一番ガツンときました。
kさんはウチの会社でも「アノ人に任せると間違いない。納期は絶対守る」というスーパー職人的な人。
現場に出ている日がほとんどなので、会社で会う機会は少ないんですが、
会社に居る時にはナゾの鼻歌を歌って冗談とかウソばっかり言って周りを和ませている人なんですけど。
この人の部署が発表の時には何も言わなかったのですが、
エライ人たちからkさんなにか上手く仕事するノウハウありますか? と言われて飄々と言ったこと。

「マァ、工事の指示書をちゃんと読んでその通りにやれば、誰でも出来ることなんですよ…まず、サッシの仕事が好きでないとダメです。好きなら普通に出来ます。そして朝5時に来て…夜12時まで仕事します…そして土日も仕事に出ます。そしたら誰でも…出来るようになりますよ。」

…衝撃的だった。
コンサルタントの建前的なウンチクよりなにより冗談でも一番心に響いた。
…マァ、自分がそういうように出来るとは思わないけどさ。
簡単に言うと滅私奉公とかいう陳腐な一言になるんでしょうが、kさんはそれを笑いながら言うし、
パチスロの話もするし、自分のお子さんの話もするし、
50歳かどうかぐらいなのにすでにもう孫も産まれてるらしいし。
こんなに仕事をストレートにとらえて自分の人生の中に組み込んでいる人はなかなか居ないと思った。
そして、コンサルタントなんて要らないと思った。




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posted by sogen at 00:55| Comment(0) | 就職した会社のこと

2015年09月24日

休み明け1日

大型連休明けての会社出勤。朝起きするのが猛烈に苦痛だったですが、
起きてしまってからは相変わらずキモが据わるちゅう。
会社に着いたらいたっていつもの雰囲気で、拍子抜けしました。そりゃ別に休み明けなだけなんですけど。
今日は初めてお客さんとの打ち合わせに同席。挨拶以外に何も話せず。
分かんねーもん、話ほとんど。
今のボクは総務の人より、去年入った女性より、サッシについて分からない人なのにこれで設計だから。
打合せの議事録を書く書記をやっていたんですけど、

「あー、ここ、予算の関係で額縁付けないんだけどね、クロス巻き込むんで、3mm下げて下さい。」

と、お客さんが言っていたので、よくワカランけども

「ボードをサッシ枠内面(ウチヅラ)から3mmチリ※を取ること」

※建築業界の専門用語

と、書いておいて、後で、「チリって出っ張る方じゃなかったか? 」と思い直して、
議事録の清書に「サッシ枠内面から3mmバック」と書いたら設計OBのoさんに

3mmバックとか言わないよ。チリって言うんだよ。」

と、言われて、やっぱりチリでよかったのか、と思ったり。
チリのニュアンスは「出っ張っている」のではなくて
「面(ツラ)位置からズレている」意味を表すようです。



その後もこの物件の図面を描くにあたって、結構特殊な納まりであるようで、
どうやったらいいか全く分からず、oさんに何度も聞いたりしたのだが、
ベテランのoさんも途中で「あれ…この物件は結構難しいな。なかなか上手く収まらないな。」と判明した様子。
そりゃ、ボクが全く手も足も出ない訳です。


なんか、新卒で入った会社の時はこんなこと無かったんですけどな。
あの時は「新卒を育てる」のを当たり前として、1年ぐらい掛けてちょっとづつ難しい物件に慣れて行ったし、
担当の先輩が面倒見が良かったので助かったのもあったんですけど、
今回のこの中途オッサン採用に関しては教育担当は無しだし、
ちょっと「ソコは全然分からないので…」と言うもんならすぐに「現場に1週間行った方がいいんじゃない? 」と
言われてしまいます。
設計の仕方が分からないのと、現場見ないとモノが分からないのはちょっと違うんだけどな。
全部「現場を知らないからだ」でひとくくりにされるのは心外です。マァそれを言っても始まらないけど。




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posted by sogen at 23:12| Comment(0) | 就職した会社のこと